■比較関数とブール制御器/表示器

   LabVIEWには、データの比較をおこなう関数があります。(図1)

     
   比較の結果はブール値として出力され、正しければ「TRUE」(真)、間違っていれば「FALSE」(偽)が出力されます。
   では、簡単な比較のプログラムを作ってみましょう。

   1.入力と出力の設定
    フロントパネルにデジタル制御器を2つと円LEDを1つ設定します。(図2)

    
   2.比較関数の設定
    ダイアグラムに「Grater Or Equal?」関数(≧)を設定します。(図3)

    
   3.関数の端子の確認
    CTRL+Hを押し、ヘルプウィンドウを開きます。
    ダイアグラム上の「Grater Or Equal?」関数の上にマウスポインタを置きます。
    ヘルプウィンドウには、「Grater Or Equal?」関数の端子の位置が表示されます。(図4)

    
   4.プログラム(ダイアグラム)の作成
    ダイアグラム上のデジタル制御器「数値」と「Grater Or Equal?」関数の入力端子「x」を接続します。
    デジタル制御「数値 2」を「Grater Or Equal?」関数の入力端子「y」に接続します。
    ブール表示器「ブール」に「Grater Or Equal?」関数の出力端子「x>=y」を接続します。(図5)

    
   デジタル制御器に適当な数値を入れて実行してみてください。
   正しい結果が、円LEDに表示されましたか?(比較が正しければLEDが点灯します。)
   「Grater Or Equal?」関数を他の比較関数にして確認をしてみてください。
   また、押しボタンを円LEDに接続して実行しみてください。(図6)
   押しボタンの出力がブール値であることが確認できます。

    
   
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   最終更新日:2003-04-04