■シーケンスストラクチャの使い方

   シーケンスストラクチャは、処理の実行順序(関数やダイアグラム)を制御します。

   ●シーケンスストラクチャの出し方
    1.関数パレット→ストラクチャ(左最上段)→シーケンス(左最上段)
    2.ダイアグラムの上で、左ボタンを押しながらマウスを動かすと破線で四角が引けます。(図1)

      
    3.左ボタンをはなすと、シーケンスストラクチャが表示されます。(図2)

      
   ●シーケンスストラクチャを使ってみよう
    1.新規VIを開きます。
    2.フロントパネルにデジタル表示器を二つ設定します。(表示領域を少し大きくします。)
    3.ダイアグラムにシーケンスストラクチャを設定し、その中にデジタル表示器の端子をひとつ入れます。(図3)

      
    4.関数パレット「時間&ダイアログ」→「Get Date/Time In Seconds」関数(図4)をシーケンスストラクチャの中に入れます。

      
    5.「Get Date/Time In Seconds」関数の出力をデジタル表示器「数値」に接続します。(図5)

      
    6.シーケンスストラクチャを選択し、枠の上で右クリックするとメニューが表示されます。(図6)

      
    7.「後にフレームを追加」を選択し、新しいシーケンスを追加します。
    8.関数パレット「時間&ダイアログ」→「Wait(ms)」関数(図7)をシーケンスストラクチャの中に入れます。

      
    9.「Wait(ms)」関数の左側にマウスポインタを置き、右クリックで表示されるメニュー「作成」→「定数」(図8)を選択します。

      
    10.「Wait(ms)」関数の左側に「0」と入っている数値定数がつながれますので、そこに「1000」と入力します。
    11.6,7を繰り返し、シーケンスを追加し、もうひとつのデジタル表示器「数値 2」に3,4,5の手順でダイアグラムを追加します。

   実行してみましょう。
   デジタル表示器には、違う数値が表示されてますか?
   シーケンスはシーケンス上部の三角矢印をクリックすることにより切り替わります。(図9)
   注.マウスポインタは「オブジェクトの操作」に変更しておこなってください。

      
   最初のシーケンスで1904年1月1日から経過した秒数を表示します。
   次のシーケンスで、1000ms待ち、最後のシーケンスで再度1904年1月1日から経過した秒数を表示します。
   2つのデジタル表示器の表示が1秒ずれていることが確認できましたか?
   シーケンスストラクチャは、順序が決まっている処理をおこなう場合に使用します。  
   
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   最終更新日:2003-04-04