■ワイヤがつながない

    LabVIEWをやっていると一度は出くわす現象です。

    制御器同士や表示器同士を接続しようとした。
    違う種類の端子(文字列制御器と数値表示器等)を接続しようとした。
    クラスタの要素や順序が違っていた。
    自分自身にループした。
    違うところに接続されていた。

    等々、原因はいろいろあります。
    プログラミング上でおこる問題の多くはワイヤ接続にあります。

    割と気づきにくいワイヤの接続ミスは、

    ・VIの端子同士がアイコンの下で接続されている。
     端子の型や、方向(制御器か表示器か)が合っていてもワイヤが破線になる場合は、要確認です。
     隣の端子同士がつながってしまっている場合があります。
     編集メニューの「不良ワイヤを削除」を実行するか、ワイヤを接続後ダブルクリックでワイヤ全体を選択し削除します。
     同じ型の端子と接続されていた場合は、ワイヤが破線にならないので要注意です。

    ・クラスタ同士が接続できない。
     要素や順序を確認しましょう。

    ・ダイアグラムの一部をコピーしたらうまく動作しなかった。
     ちゃんと選択したつもりでもワイヤの一部がコピーされていない場合があります。
     実行ボタンの矢印が壊れれば気がつくのですが、そのまま実行できてしまう場合があります。
     おかしな動きをする場合は、ワイヤの接続を確認してみましょう。

    ワイヤ接続は、LabVIEWの基本です。
    動作の流れがわかるきれいなダイアグラムを作成するためにもサブVIの設計とアイコン配置、ワイヤ配線のセンスを磨きましょう。

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   最終更新日:2003-04-04