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■端子を設計しよう
VIの入出力である端子の位置を決める規則を決めておくことは重要です。
プログラムの機能を拡張していくと、どうしても入出力の端子を増やす必要が生じる場合があります。
端子に余裕がないと端子を全て付け直すか、グローバル変数での接続となります。
端子を付け直せば他のVIに影響を与えるし、グローバル変数での接続はバグの温床となります。
同じデータの入出力端子の位置がVIごとばらばらだとどうなるか?
ワイヤがスパゲッティのようにからまり、データの流れのわからない見通しの悪いダイアグラムになります。
では、入出力の端子の設計は何に気をつければいいのでしょうか?
1.グローバルに使われるデータの端子位置は統一する。
ファイルのRefNumや、GPIBアドレスのようなプログラムのあっちこちで使われる端子の位置は、一箇所に統一します。
左上の角に入力され、コピーが右上の角から出力されるのが一般的です。
ただし、データの処理内容には関連しないので、下の方にもっていく場合もあります。
2.入力と処理結果
入力に対する出力結果は、左側に入力データを右側の同じ位置に出力データを配置します。
1入力2出力の場合や2入力1出力の場合は、上の端子位置に合わせて入出力します。
関連するデータは他のVIでも同じ位置にします。
3.設定
設定値の入力は、上や下の端子を使用します。
上下でグループ分けするとわかりやすダイアグラムになります。
4.エラー
エラーは、通常左下から入り、右下に出ます。
このエラー結果を利用して、処理の流れ(VIの実行順序)を作ります。
5.端子の数・位置
端子の数・パターンは同じプログラムの中では統一します。
また、端子の位置も統一できるものは統一しておきます。
端子のパターンと位置は、見やすいダイアグラムを作る基本です。
あまり端子の多いVIもよいVIとはいえません。
余裕を十分にとり、処理の流れやデータの構造をよく検討して設計するとよいでしょう。
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