■順番が違う

   データスローの考え方を理解していないとうまく動作しない例をもうひとつ紹介します。
  
   ○VIが順番に実行されない
     VI単体では正常に動作しているのに、結果が不安定だったり、想定していたものと違うということがあります。
     このような時は、VIの動作順序を確認する必要があります。
     下図左側の場合、それぞれのVIがお互いに依存しあってなければ問題はありませんが、次のような場合、順番が問題
     になります。
      ・グローバル変数でデータの受け渡しをしている。
      ・外部機器の設定を前のVIに依存している。(前のVIで設定している。)
     LabVIEWはマルチタスクで動作するのでBとCはどちらが先に実行されるかわからないのです。


     VIの実行順序は、図のようにエラー出力などを使って組むとすっきりします。
     また、エラー出力がない場合は、図の右側のようにシーケンスストラクチャを使います。
     データは、左から右へ上から下へ流れるようにVIを配置するとわかりやすいダイアグラムをかけます。
     動作が不安定な場合は、実行のハイライト(電球ボタン)をONにしてデータの流れとVIの実行順序を確認してみてください。

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   最終更新日:2003-04-04