■Windows or Mac?

   LabVIEWは、WindowsでもMacでも動作するマルチプラットフォーム対応です。
   Windows全盛の世の中ですが、Macには捨てがたい優秀なアプリケーションが多数あり、根強い人気があります。
   マルチプラットフォームといっても、そのまま移植しても動作しないことがあります。
   マニュアルに記載されていない注意事項とテクニックが存在しているからです。
   では、WindowsでもMacでも動作するアプリケーションを作るにはどうすればいいのでしょうか?
                                                                        

   1.OSを見極める
    OSに依存しない形でOSを確認するにはどうすればよいでしょうか?
    自分のVIパスの中に「\」(英語版の場合は、バックスラッシュ)があるか確認します。
    あればWindowsなければMacとなります。

   2.フォント
    使用するPCに同じフォントがあるか確認する必要があります。
    また、WindowsとMacでは、フォントサイズが同じでも表示サイズが違う場合があります。
    ボタン制御器のキャプションのフォントサイズの影響でボタンの大きさが変わったりしますので注意が必要です。

   3.ファイルパス
    「Build Path」「Strip Path」を使用すれば特に問題は、ありませんが、自作のVIでファイルパスを分解する時は注意が必要です。

   4.外部アプリケーションの制御
    WindowsではDDE・ActiveX等、MacではAppleEvents等、LabVIEWから外部アプリケーションを制御できます。
    しかし、これらはOSに依存する処理のため、異なるOS上では動作しません。
    基本的には、使用しない方がいいのですが、どうしても使用したい場合は、次のような方法があります。

     Windowsで動作するVIとMacで動作するVIを作成します。
     1.の方法で起動時にOSを認識しておき、VIサーバーを使用して、使用しているOSのVIを実行させます。

    こうしておけば、異なるOSのVIはロードされないのでエラーを回避することができます。

   マルチプラットフォームで動作する開発環境は、世の中にはあまり存在しません。
   これらの特徴を生かすことにより、LabVIEWの可能性を広げることができます。
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   最終更新日:2003-04-04