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■LabVIEW or VB
現在Windows環境で、もっともポピュラーなアプリケーション開発環境にVisualBASIC(VB)があります。
BASICという言語は、非常にわかりやすく、PCにおいては初期のころからポピュラーな存在でした。
VBは、BASICで簡単にWindowsアプリケーション開発ができるので大変人気があり、プログラマーの数ももっとも多いと思われます。
LabVIEWといえば、言われているほど簡単でなく、データフローの考え方がテキスト言語と違うため大変とっつき難くい存在です。
また、VBに比べると小回りが効かないので、LabVIEWの本来の特徴を発揮することなく埃をかぶってしまうことが多いようです。
LabVIEWの特徴は?
・プログラムが直感的で制御の流れがわかりやすい。
・計測制御モジュールのデバッグが簡単にできる。
・マウスの操作だけで簡単にアプリケーションが作成できる。
・豊富な計測制御や解析VIがあり、使用方法も統一されている。
特に手順を踏むことなく、簡単にアプリケーションを作成することができるのです。
しかし、欠点もあります。
・ソースファイルが大きくなる。
・マウス操作や、ウィンドウ操作等の細かいイベントが取れない。(取るのが面倒)
・ユーザーインターフェースが貧弱(ActiveX等を使うこともできるが安定性に問題がある)
VBではこれらの欠点はなく非常にユーザーフレンドリなアプリケーションを作成できます。
LabVIEWは、もともと作成者=使用者が前提のため、いかに間単にわかり易くプログラミングできるかに重点がおかれています。
また、計測制御・データ集録をメインに据えているためユーザーインターフェースもそのようなものになります。
LabVIEWに向くアプリケーションとは?
・計測制御・データ集録をおこなう
・プログラムの変更が頻繁にある
・小規模なアプリケーション
データベースやインターネットへのアクセスもできるし、APIの呼び出しもできます。
VBに匹敵する機能は全て備えています。
しかし、何でもかんでもLabVIEWではなく、VBや他のアプリケーションの特性をうまく理解し、役割分担をさせることが必要です。
LabVIEWでデータを取り、グラフソフトのマクロでレポートを作成する。
VBや他のアプリケーションの特徴を知ることがLabVIEWを生かす近道でもあるのです。
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