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■VIサーバー
LabVIEW5.0よりVIサーバーという便利な機能が追加されました。
これは、VIを動的に呼び出し(起動時にロードされていない)実行できる機能です。
以前のバージョンでも動的にVIを呼び出して実行することはできましたが、引数をグローバル変数で渡す必要がありました。
しかし、VIサーバーでは、他のVIと同様にあつかうことができ、柔軟性に優れています。
では、どんなことに使用できるのでしょうか?
VIの実行時にロードされるのでメモリの節約にもなりますが、次のような場合に使用すると有効です。
・電圧測定プログラムをマルチベンダー化(複数機種で同じ動作ができる)し、機種を追加したい場合
・波形取り込みプログラムをマルチベンダー化し、機種を追加したい場合
・データ処理VIを追加していきたい場合
上記のように、機種や機能が増えたときに簡単に対応できるようにVIを追加する場合に有効です。
これは、VIサーバーを使用しなくてもできますが、VIサーバーを使用することにより、ダイアグラムを変更しないで対応できるのです。
1.まず、呼び出すVIの端子を設計し雛型となるVIを作成します。(重要)
2.タイプ識別子のプルダウンメニューで「VIサーバークラスを選択」→「参照..」で雛型のVIのパスを設定します。
3.図の「Function Path」配列には、呼び出すVIのファイルパスを設定しておきます。
4.「Function Path」配列に入るパスを初期化ファイルからの読み込みにしておきます。
こうすれば、呼び出すVIが増えた場合でも、初期化ファイルを変更するだけで機能追加がおこなえます。
注意事項としては、雛型のVIをコピーして新規のVIを作成する必要があることです。
端子の設定が厳密さを要求されますので、適当に作るとVIを呼び出すことができなくなる場合があります。
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